在外公館派遣員制度について

在外公館派遣員制度というものがあります。
これは外務省から世界各国にある日本の大使館、総領事館等に派遣され
公用の旅行者が来訪する際の空港における作業やホテルの予約、会計、庶務などの部署での文書作成や対外的な折衝への立ち合いなどを行う
要するに公館の雑用をするということです。
vqOI8kao

一時期ブラジルへ行く手段を探していた時に、JICAの海外青年協力隊や日伯協会等を思い浮かべましたが在外公館派遣員制度でブラジルに2年間滞在するという選択肢も考えました。
自分がブラジル留学していた時にちょうど大学の友人がこの制度でサンパウロ総領事館に勤務していたので制度自体は前から知っていました。
昔は年齢制限があり(確か26歳くらいまで)この制度で海外へ行く人達は大学生が中心でしたが、数年前から制限が撤廃されました。

試験は筆記で語学試験、一般常識、論文、適性検査
私はこの試験に3回落ちました。。。。

語学試験は英語や中国やスペイン語等自分の得意な分野を選択できる。
私はもちろんポルトガル語。希望勤務地はアンゴラやポルトガル等は無視してブラジルオンリー。
ポルトガル語での受験者数は当時で推定5、60人おりその中で合格するのは2、3名程度という非常に難関試験でした。

試験対策として語学については特に何もせず。
ポルトガル語に関しては外大生にも劣らない自信があったので。

一般常識は大学生が就職活動で使うようなSPIの問題集を解いて勉強しました。

論文はどんな問題が出るのかネット等で検索してみると
”派遣されて働く自分の姿を想像して書きなさい”みたいなテーマの論文を書かされるようでした。
体験談ブログ等をみてみると、結構みんなおもしろおかしく書いた文で一次試験を突破しているようだったので僕も
”自らが企画したイベントの最後にサンパウロの日系人の前で長淵剛のトンボを大熱唱したぜ”みたいなことを書いたと思います笑

適性検査は心理テスト的な要素のある内容でしたが、インスピレーションに任すがままに。
しかし今思うとこの適性検査も実は重要な選考材料だったのではないか?と思います。
友人の話によると、この制度で選ばれる人間は毎期ごとに公館からのパーソナリティのリクエストがあるのだそうです。
例えばその年の公館がフットワークの軽い体育会系の人が欲しいとなれば、ポルトガル語が全く分からなくても健康優良児が選ばれるし、内勤業務を中心にお手伝いをして欲しいとなれば語学堪能な帰国子女が選ばれるというのだ。
そういえば過去3回受けたポルトガル語の試験の中では全問正解するような勢いの問題が出されたと思えば、ある時はすごく難解な政治経済の読解問題が出題されたりと確かに波がありました。
なので例え語学や一般常識がなくとも、求められる業務に対して都合の良いメンタルを持ち合わせていればそれが選考に有利となる可能性も否定できません。

一次試験を突破すると次に面接があります。
私は3度とも筆記試験で落選しておりますが、友人の話によるとこの面接もまたきついそうだ!
”あなたはこのような低レベルな大学を出た体力バカでよくこの制度に応募してきましたね”的な圧迫面接だったと語っていました。

この制度でブラジルに行けるのは本当においしい!
仕事は毎日ほぼ定時に終わるし給与は額面にして30万円程、有給休暇だって貰える。(ただしいつかの年に某国に勤務していた人の豪遊生活が問題となり、その後派遣員の給与が見直されたという話もきく)
住むところは友人の場合パライーゾ地区にある4つ星ホテルに2年間滞在しており、僕も度々お世話になっておりました。

その後私は派遣員制度をあきらめましたが、会社のプロジェクトで運よくブラジル勤務することができました。
自身20代で海外勤務を経験したことが転職をする上で非常強い武器になったというのを実感していますし、学生の方はこの制度に挑戦するのは非常によいと思います。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です