ポルトガル語を使った仕事について

ポルトガル語を使って仕事がしたい
ブラジルファンならば誰もが思うことだと思います
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ポルトガル語は英語やスペイン語と比べるとまだマイナーな言語です
希少価値が高いだけあり需要はあると思います
日系ブラジル人が多く住む名古屋や浜松などの地域の市役所などでは常に通訳を募集したりしています
しかしそれで生活ができるか?と言えば話は別になります
まだまだ社会的地位が低い言語である為ポルトガル語を使った安定した仕事は限らてきます

僕は外国語大学のポルトガル語学科を卒業しておりますが、大学の同僚にはJリーグチームの通訳をやっている人や南米系の旅行代理店で働いている人、在日ブラジル人向けのメディア関係の仕事に就いている人などがおります

しかし最も多いのが日系ブラジル人等を扱う派遣会社の管理の仕事じゃないでしょうか
僕もこの仕事を6年ほどやっておりました

派遣会社の管理スタッフはブラジル人の間ではtantosya(担当者)と呼ばれています
だいたいは現場にいる日本語が上手なブラジル人らが担当者に抜擢されたりしておりましたが、僕もそういう人たちと一緒になり仕事をしておりました
職務は製造現場で働く外国人スタッフの管理です
出勤管理、送迎、引越し、通訳・翻訳、入社面接、ビザの更新までなんでもやりました
実に関わったスタッフは1000人以上です

担当者の仕事は過酷です
僕の場合毎日12時間働くスタッフの管理をしなければなりませんでした
誰よりも早く出勤し、誰よりも遅く退勤し仕事の拘束時間は一日平均14時間程度でした

100%ブラジル人のみの環境である為ポルトガル語は間違いなく上達します
僕も毎朝3,40人近いブラジル人達の前でポルトガル語で朝礼を行うなどという厳しい経験をさせてもらいました
日本にいながら日本語を一言もしゃべらなかった一日があったりと不思議な日常でした
派遣先の社員さんからは自分は日本語の上手なブラジル人だと思われていたようです

担当者の仕事をして実にいろいろなことがありました
入社3日目で夜逃げする奴がいたり、職場内不倫が発覚し工程が修羅場と化したり、真夜中にドリフトをして暴れていたやつがいて警察から呼び出されたりなど
毎日がドラマです

リーマンショックの時には派遣切りに遭ったブラジル人達から頼まれて訴訟の手伝いなどをしていたら
怖い人達から目をつけられたこともありました
あの頃は従業員に社会保険や雇用保険に加入させないという、今では考えられない非常識な企業が乱立していたのです
派遣切りが社会問題となった後は法律が改正され、派遣会社を経営する条件が厳しくなったのでこういった体力のない怪しい会社は淘汰されました

現在は再びブラジル勤務を夢見て、ブラジルに拠点のある企業で働いております
しかし日々の業務でポルトガル語を使ったり、ブラジル人と接したりすることはほとんどありません
今でも時々”サッカーチームで通訳の仕事をしないか?”などの話が舞い込むことがあるのですが
自分はもう若くはないので現実をみなければなりません
将来的にポルトガル語の地位がより向上し、もっとビジネスキャリアで活かすことのできる世の中になっていって欲しいです


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